こんにちは!ゆいです。
ヴァティカン市国を旅行したときの日記です。
世界最小の国というだけでなんだか憧れのようなものをずっと持っていましたので、行けて良かった国のうちの一つです。そしてあまりの情報量の多さに今回も写真を撮影するだけで精一杯だったため、一つ一つの作品について触れられるほど記憶が確かではありません…。
なので是非写真を楽しんでいただいて、「こんなのもあるんだ〜現地に行って見てみたいな」くらいに思っていただけますと嬉しいです。
それではどうぞ!
ヴァティカン市国を巡る1日
ヴァティカン美術館へ
ヴァティカン美術館は、歴代ローマ教皇が収集した美術品のみならず、考古学や人類学に言及する作品も見られ、様々な所蔵品を一度に目にすることができる美術館です。
1506年に当時の教皇ユリウス2世が古代の彫刻コレクションを置き始めたのが美術館の始まりと言われています。約500年に渡って収集されたコレクションの数々に、とても一日ではまわりきれません。
見学コースは数kmに及びますので、お目当の美術品を先に調べておくことをオススメしますし、荷物は軽くしてスニーカーだとより楽しめると思います。
ヴァティカン美術館の彫刻たち

はい、ヴァティカン美術館の目の前です!既に凄そうな雰囲気が漂っています。
でもここが入口ではないのです。
実際は、次の写真に写っているのが入口です。平日の朝早くに行ったので空いていました。

入館すると既に異次元です…。どこからどうまわれば良いのやら、暫く悩みましたw

次の写真は、ナイル川を擬人化した像だそうです。優雅で壮大な雰囲気!

そして次はラオコーン像です。
作者は不明ですが、その迫力とダイナミックさはミケランジェロに影響を与えたとされています。

部屋の中には彫刻がびっしりと置かれています。

次の写真は、ベルヴェデーレのトルソです。
ミケランジェロが活躍していた時代に発掘され、あのミケランジェロも「このままが美しい」とコメントしたそうで、修復されずに保管されたそうです。

そして、トンマーゾ・コンカ作の天井フレスコ画です。美しい!

次は、赤大理石でできた大杯です。床はギリシャ時代のモザイク画が素晴らしいです…!

頭が重そうな像もいました。

次は赤大理石製の棺です。赤大理石はとても珍しいそうです!

アテネのモザイク画も言葉だけでは表せないほど素晴らしいです。

廊下に飾られたルネサンス絵画たち
タペストリーのギャラリーは、その名の通りタペストリーが沢山飾られている廊下で、今まで見て来た豪華な装飾とは一転、気品さが漂う雰囲気でした。

次は、地図の間です。
天井の装飾も素晴らしいですが、両側の壁にびっしりと埋め尽くされたイタリア各地の地図もお見事で、一つ一つを見ていたらあっという間に時間が過ぎるほど!(地図の写真が無くて申し訳ないです!)

そして地図のギャラリー出口の上には、これまた豪華なヴァティカンの紋章とレリーフが。

次はピウス5世の居室にある、『最後の晩餐』のタペストリーです。最後の晩餐の様子は写真左手に描かれています。

ラファエロの宗教観溢れる世界
次はいよいよラファエロの間です。
その名の通り、ラファエロの作品で壁が埋め尽くされています。


次の写真は有名ですね。『アテネの学童』です。
ルネサンスを代表するミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ブラマンテ、そしてラファエロの4人がこの1枚の絵の中に集結しています。
ちなみにラファエロの恋人も登場しています!(左手、白装束でこちらを見ている女性です)

窓の際までしっかりと装飾されています。美しさに抜かりがありません。

システィーナ礼拝堂で見る『最後の審判』
ヴァティカン美術館ではこれをメインに見ようと心から決めていた、ミケランジェロ作の『最後の審判』です。

※写真撮影禁止のため、無料素材を引用しています。
その大迫力さは、流石のミケランジェロ。
息を飲むとはまさにこのことだなぁと思いながら、1時間は鑑賞していたと思います。
イエス・キリストの右手は天国行き、左手は地獄行きを意味していて、審判が下された人々の表情も細やかに描かれています。
ここでは常に警備員さんが「Silence!(静粛に!)」と呼びかけているので、自分の世界に入り込んで鑑賞できるのも素晴らしさの一つでした。
絵画館でもラファエロワールド炸裂
時折見える美術館外の景色も楽しみつつ、次は絵画館へ向かいます。

相変わらず壁の装飾も素敵です!ここまで来ると豪華さに目が慣れています。

次の写真は、ラファエロ作『受胎告知』です。
神様からのお告げを伝えに来た左のガブリエルと、それを聴く右のマリア。

そして、次の3点もラファエロ作です!
左から、『フォリーニョの聖母』『キリストの変容』『聖母戴冠』。

これにてヴァティカン美術館の見学は終了です!
あとは庭に出てみたり、螺旋階段を降りて出口に向かいました。


外に出てから、ヴァティカン美術館のすぐ前にあるアイスクリーム屋さんがとても美味しくて、長い距離を歩いたのでここでひとまず休憩です。

サン・ピエトロ大聖堂へ
カトリック教会の総本山『サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro in Vaticano)』にやって来ました。

サン・ピエトロ大聖堂は、その名前の由来にもなっている聖ペテロの墓所があった場所にコンスタンティヌス1世によって建てられました。
現在の姿になるにはラファエロやミケランジェロなどルネサンス期の芸術家が建築に携わり、1600年代に完成したものです。
キリスト教の建築物では世界最大と言えます。
収容人数は6万人以上、面積約22,000㎡、高さ約132mと、数字が巨大さを物語っています!
サン・ピエトロ広場から見る大聖堂
毎週水曜日にはローマ法王の謁見式が行われるサン・ピエトロ広場。大聖堂の上部にある回廊は約240mもあり、140体の聖像が並んでいます。


オベリスクを創るための石はエジプトから取り寄せたらしいです。こだわりが強かったんですね!

サン・ピエトロ大聖堂内を見学
いよいよ世界最大の宗教建築の内部へ入ります!入口は大聖堂に向かって右側から入りました。


大聖堂の中に入ると、そこはもう神秘的な世界!

次の写真は、イエス・キリストの死を悼む『ピエタの像』です。
ミケランジェロが20代前半に作成した代表作です。

そして、『聖セヴァスティアヌスの礼拝堂』。

大聖堂の名前の由来にもなっている、イエス・キリストの一番弟子『聖ペテロの像』。

燦々と天から光が降り注ぐミケランジェロ設計のクーポラ。

その光が降り注ぐのは、1633年に完成したベルニーニの大天蓋。奥には、聖ペテロの玉座が見えます。


次もラファエロ最後の作品『キリストの変容』です。

そして、25年に一度のみ扉が開く『聖なる扉』です。

最後に、スイス衛兵のお二人です。
熱心なカトリック信者のうち、スイス国籍の人のみが衛兵になることができます。24時間体制で警備を行なっているそうです。一応、顔は隠しましたが、二人ともかなりのイケメンでした!

天国への鍵を握る聖ペテロ像にお別れを告げ、ここでサン・ピエトロ大聖堂の見学は終わりです!

締め括りの夕食は、ローマ市内で少しリッチに食しました!

ヴァティカン市国の旅行記はこれにておしまいです。芸術に包まれて過ごしたい方に是非行ってほしい場所ですし、私も絶対もう一度行きます!
ヴァティカンに行く前後を過ごしたローマの旅行記も載せておりますので、是非ご覧ください!
受胎告知しびれますね!ぜひ本物が見てみたいです(>_<) あ、通し番号の7番が被っていますよ~